NURO光 vs コミュファ光
東海地方(愛知県、岐阜県、三重県、静岡県)では、中部電力系の「コミュファ光」が高いシェアを占めています。
コミュファ光を提供している中部テレコミュニケーションは、2008年にKDDI系列になり競合を避けるために東海4県ではauひかりの戸建住宅向けのプランが提供されていません。
その東海地方で2018年1月下旬からNURO光のサービス提供が開始されました。
東海地方にお住まいの方でNURO光への乗り換えを検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、NURO光とコミュファ光の月額基本料金や初期費用、サービス内容を徹底的に比較していきます。
どちらのインターネット回線を利用するかお悩みの方は、是非とも最後まで目を通して回線選びの参考にしてください。
NURO光とコミュファ光の料金比較
まずは、NURO光とコミュファ光の月額基本料金と初期費用を比較してみましょう。
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NURO光G2V |
コミュファ光1ギガホーム |
コミュファ光1ギガホーム ギガデビュー割+長トク割 |
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月額基本料金 |
4,743円 |
5,500円 |
3,940円(~12ヵ月目) 4,940円(13ヵ月目~) |
光でんわ |
東海・関西300円 |
月額基本料金に含む |
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基本工事費 |
40,000円 |
光ネット:25,000円/光電話:3,000円 |
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契約事務手数料 |
3,000円 |
700円 |
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契約期間 |
2年間の継続契約 |
2年間の最低利用期間後は契約期間なし |
2年間の最低利用期間後に 3年間の継続契約に移行 |
契約解除料 |
9,500円 |
27,000円 |
27,000円(2年間) 5,000円(3年目~) |
撤去工事費 |
10,000円 |
12,000円 |
月額基本料金
1年目はコミュファ光のギガデビュー割+長トク割を適用させたプランの方が安くなっていますが、2年目以降はNURO光の方が安くなっています。
ただし、コミュファ光の月額基本料金には光電話が含まれています。
NURO光で「光でんわ」も利用する場合の月額料金は、4,743円+300円=5,043円になります。
基本工事費
NURO光の基本工事費40,000円は、1,333円×30ヵ月の分割で請求されますが、「工事費相当分割引」が適用され、開通翌月から31ヵ月目まで毎月、基本工事費相当の1,334円が割引となり、基本工事費が実質無料となります。
コミュファ光の光ネット工事費25,000円は、「安心サポートPlus」もしくは「安心サポート」を同時に申し込むと無料になります。
「安心サポートPlus」は月額料金800円、「安心サポート」は月額料金700円、3ヵ月間の最低利用期間が設けられています。
3ヵ月間(92日間)は「安心サポートPlus」「安心サポート」の月額料金が無料なので、無料期間が終わるタイミングで解約すると月額料金がかかりません。
契約期間と契約解除料
NURO光は、2年間の継続契約、更新月以外は9,500円の契約解除料がかかり、自動更新になります。
コミュファ光1ギガホームは、2年以内に解約した場合は27,000円の契約解除料がかかります。2年間経過後は契約期間は無くなり、いつ解約しても契約解除料がかかりません。
コミュファ光1ギガホーム(ギガデビュー割+長トク割)は、2年以内に解約した場合は27,000円の契約解除料がかかります。2年間経過後は3年間の継続契約、更新月以外は5,000円の契約解除料がかかり、自動更新になります。
撤去工事費
NURO光は、解約後に光キャビネット、配線、光コンセントの撤去を希望する場合、10,000円の撤去工事費がかかります。
撤去を希望しない場合は、設備はそのまま残り、撤去工事費はかかりません。
コミュファ光は、解約後に設備の撤去が必須で、撤去工事費12,000円がかかります。
つまり、更新月に解約しても撤去工事費として12,000円が必ずかかってしまうのです。
NURO光とコミュファ光のサービス比較
続いては、NURO光とコミュファ光のサービス内容とスペックを比較してみましょう。
通信速度
NURO光の通信速度は、下り最大2Gbps/上り最大1Gbpsです。
NTT東日本・西日本の「芯線貸しサービス」であるダークファイバーと、国際標準規格であるG-PON技術の採用で、高速通信、かつ、お得な月額基本料金になっています。
コミュファ光の通信速度は、契約するプランにより異なりますが、1ギガホームの通信速度は上り下り最大1Gbpsです。
中部電力がインフラ整備の為に敷設した独自回線と、国内では主流であるGE-PON技術の採用で、安定した通信速度を誇っています。
プロバイダ
NURO光のプロバイダは、NURO光の提供元であるソニーネットワークコミュニケーションズが運営しているSo-netになります。
プロバイダ料金も月額基本料金に含まれており、他のプロバイダを選択する事は出来ません。
コミュファ光のプロバイダは、プロバイダ一体型を選んだ場合はコミュファ光になります。
プロバイダ選択型を選んだ場合は、別途、プロバイダ料金がかかり、提携プロバイダ
- au one net
- エディオンネット
- So-net
- @nifty
- BIGLOBE
- ODN
- TNC
- hi-ho
- IIJ
- Media Cat
から選択します。
無線LAN親機
NURO光が提供しているONU(光回線終端装置)は、ホームゲートウェイタイプと呼ばれ、ONU、ルーター、無線LAN親機の機能を1台で果たします。
無線LAN規格「IEEE802.11ac」に対応している新型の無線LANの最大速度は1300Mbps、対応していない旧型の無線LAN最大速度は450Mbpsになります。
コミュファ光が提供しているONU(光回線終端装置)も、ホームゲートウェイタイプと呼ばれ、ONU、ルーター、無線LAN親機、光電話接続の機能を1台で果たします。
無線LAN規格「IEEE802.11ac」に対応していて、無線LANの最大速度は867Mbpsになります。
どちらのインターネット回線も、標準装備のONUに無線LAN親機が内蔵されているので、新しく機器を購入したりレンタルしたりしないでも、スマートフォンやタブレットと無線接続出来ます。
セキュリティサービス
NURO光には、「カスペルスキーセキュリティ」が無料で付いてきます。
Windows、Mac、Androidの3つのOSに対応し、自由な組み合わせで最大5台までインストール出来ます。
コミュファ光には、「ウィルスバスターマルチデバイス」が無料で付いてきます。
Windows、Mac、Androidの3つのOSに対応し、1台にのみインストール出来ます。
携帯電話セット割引
NURO光は、「NURO光でんわ」とセットで利用する事で、SoftBankのiPhone、スマートフォン、携帯電話、iPad、タブレットまたはモバイルWi-Fiルーターの利用料金から永年毎月最大1,000円割引となる「おうち割 光セット」が適用出来ます。
NURO光1契約につき、携帯電話が最大10回線まで対象になります。
コミュファ光は、auスマートフォン、4G LTEケータイ、3Gケータイ、4G LTEタブレットの利用料金から毎月最大2,000円割引になる「auスマートバリュー」が適応出来ます。
コミュファ光1契約につき、携帯電話が最大10回線まで対象になります。
ただし、「ギガデビュー割+長トク割」と「auスマートバリュー」の同時適用は出来ません。
まとめ
NURO光とコミュファ光について、項目ごとに比較してきましたがいかがでしたでしょうか。
通信速度重視の方は!?
通信速度が重要な、オンラインゲームや動画の視聴などを快適に楽しみたい方には、NURO光をおすすめします。
NURO光は2Gbps、コミュファ光は1Gbps、最大通信速度に2倍の差が、夜間や土日祝日と言った、通信回線が混雑する時間帯の平均通信速度に大きく影響します。
携帯電話のキャリアで変わる!
毎月の携帯電話の利用料金から割引される携帯電話セット割引は無視出来ません。
「おうち割 光セット」が適用可能なSoftbankユーザーは、NURO光で快適なインターネット環境を手に入れるだけでなく、携帯電話の利用料金まで安くなります。
auユーザーは、「auスマートバリュー」が適用可能なコミュファ光がおすすめです。
ギガデビュー割+長トク割の恩恵は受けられなくなりますが、それでもトータルではNURO光を契約するよりも安くなります。
光テレビを視聴したい方は!?
ご自宅に地デジアンテナが設置されておらず、光テレビの加入が必要な方は、コミュファ光になります。
NURO光は、「ひかりTV for NURO」が2018年3月から提供開始されましたが、東海地方ではまだ対応していません。
NURO光 vs コミュファ光
auユーザー、および、光テレビの加入が必要な方以外は、NURO光の方がお得という結果になりました。
ただし、地域によっては、提供されていない場合もありますので、生活スタイルやお住いの環境に合わせて、利用するインターネット回線を検討してください。
NURO光のサービス内容の詳細は『NURO光』でご紹介しています。
申し込みは、NURO光公式特設ページからが一番お得になっています。
コミュファ光のサービス内容の詳細は『コミュファ光』でご紹介しています。
代理店経由で申し込むと、公式キャンペーンに加えて代理店特典まで受け取れ、大変お得です。