SoftBank光で無線LAN接続するには!?

SoftBank光と契約すると提供されるONU(光回線終端装置)では、LANケーブルで1台のパソコンと有線で接続する事しか出来ません。

 

それでは、複数のパソコンとLANケーブルで接続したり、スマートフォンやタブレットと無線LANで接続するには、どうすればいいのでしょうか。

 

複数のパソコンとLANケーブルで接続するには、ルーターと呼ばれる複数の端末を同時にインターネットに接続する為の機器が必要になります。

 

スマートフォンやタブレットと無線LAN接続するには、無線LAN親機が必要となります。無線LANルーターやWi-Fiルーターとも呼ばれています。

 

無線LANの構築には「親機」と「子機」が必要となり、「親機」に該当するのが無線LAN親機、「子機」に該当するのがスマートフォンやタブレットになります。

 

ルーターや無線LAN親機は、ソフトバンクからレンタル、または、家電量販店などで購入する事が出来ます。

 

レンタルする場合は、オプションサービスである「光BBユニットレンタル」または「ホームゲートウェイ(N)」に申し込みをします。

 

同じブロードバンドルーターのレンタルサービスである「光BBユニット」と「ホームゲートウェイ(N)」は、何が違うのでしょうか。

 

ここでは、光BBユニットとホームゲートウェイ(N)の違い、契約プラン毎におすすめする無線LAN環境をご紹介していきます。

 

SoftBank光の契約を検討されている方で、無線LAN環境をどうするかお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

光BBユニット

光BBユニットとは、ソフトバンクが提供するブロードバンドルーターです。

 

SoftBank光のオプションサービスである、ホワイト光電話、BBフォン、Wi-Fiマルチパックを利用する際に必要となります。

 

また、NTT東日本・西日本が提供している光電話(N)にも対応しています。

 

光BBユニットで無線LANを利用するには、別途、Wi-Fiマルチパックへ申し込み、光BBユニット専用無線LANカードをレンタルする必要があります。

 

【光BBユニット 】
光BBユニットレンタルの月額利用料金は467円

 

【Wi-Fiマルチパック】
光BBユニット専用無線LANカードレンタルの月額利用料金は990円

 

つまり、SoftBank光でホワイト光電話、BBフォン、光電話(N)の契約をして、レンタル機器で無線LANを利用する場合は、機器代金だけで毎月1,457円かかるのです。

 

高過ぎます。。。

 

ここで登場するのが、ソフトバンク携帯電話の利用料金が毎月割引される「おうち割 光セット」の申し込みで適用される「おうち割 光セット SoftBank 光サービス特典(旧:スマート値引き SoftBank 光サービス特典)」です。

 

SoftBank光で「おうち割 光セット」を適用させるには

  • 光BBユニット
  • Wi-Fiマルチパック
  • ホワイト光電話/光電話(N)+BBフォン/BBフォン

3つセットで加入する必要があります。

 

オプションサービス

月額利用料金

光BBユニット

467円

Wi-Fiマルチパック

990円

ホワイト光電話 基本プラン

467円

ホワイト光電話 基本プランα

943円

ホワイト光電話 だれとでも定額 for 光電話

1,410円

光電話(N) 基本プラン(N)

500円

光電話(N) スマート基本プラン(N)

1,500円

BBフォン

無料

 

最低でも月額1,457円かかってしまい、「おうち割 光セット」の割引金額を上回ります。

 

しかし、「おうち割 光セット SoftBank 光サービス特典」を適用させる事により月額500円から1,500円のパック料金で利用出来る為、大変お得になっています。

 

オプションサービス

月額利用料金

光BBユニット

Wi-Fiマルチパック

または

Wi-Fi地デジパック

ホワイト光電話

基本プラン

500円

基本プランα

1,000円

だれとでも定額

1,500円

光電話(N)

および

BBフォン

基本プラン

500円

スマート基本プラン

1,500円

BBフォン

500円

 

ここで注意しなくてはならないのが、「おうち割 光セット SoftBank 光サービス特典」は、「おうち割 光セット」の申し込みの際にしか適用されないという事です。

 

つまり、ソフトバンク携帯電話を利用中でない方は通常の月額利用料金を支払わなければなりません。

 

「おうち割 光セット」を適用させずに、光BBユニットの契約を検討されている方には、家電量販店などで無線LAN親機の購入をおすすめさせて頂きます。

 

光BBユニットの種類

光BBユニットのレンタル機器は「E-WMTA2.3」「E-WMTA2.2」「E-WMTA2.1」の3種類あります。

 

 

E-WMTA2.3

E-WMTA2.2

E-WMTA2.1

型番

J18V150.00

J18V115.00

J18V111.00

LANインターフェース

ポート数

伝送速度

1Gbps

1Gbps

100Mbps

無線LANインターフェース

無線LAN規格

IEEE802.11a/b/g/n/ac

IEEE802.11b/g

IEEE802.11b/g

伝送速度

866.7Mbps

54Mbps

54Mbps

 

現在、提供されているのは通信規格IEEE802.11a/b/g/n/acに対応している新型の「E-WMTA2.3」になります。

 

過去に提供されていた「E-WMTA2.2」と「E-WMTA2.1」は、通信規格IEEE802.11b/gしか対応しておらず、最大通信速度が54Mbpsになります。

 

「E-WMTA2.1」に至っては、LANケーブルで接続しても最大通信速度が100Mbpsしかありません。

 

旧型を利用していて通信速度にお悩みの方は、サポートセンターに問い合わせすると新型に無料で交換してくれます。

 

SoftBank光 サポートセンター
電話番号
0800-111-2009
受付時間
10:00~19:00

ホームゲートウェイ(N)

ホームゲートウェイ(N)とは、NTT東日本・西日本が提供するブロードバンドルーターです。

 

SoftBank光のオプションサービスである、光電話(N)、無線LAN(N)を利用する際に必要となります。

 

ホームゲートウェイ(N)で無線LANを利用するには、別途、無線LAN(N)を申し込む必要があります。

 

月額利用料金

ホームゲートウェイ(N)の月額利用料金は、NTT東日本・西日本のフレッツ光からSoftBank光へ転用手続きで申し込む場合、契約プランによって異なります。

 

 

回線タイプ

ホームゲートウェイ(N)

無線LAN(N)

光電話(N)あり

光電話(N)なし

東日本エリア

ホーム

(戸建住宅)

ギガスピード

0円

450円

300円

ハイスピード

ファミリー

ファミリー・ライト

マンション

(集合住宅)

ギガスピード

450円

450円

100円

ハイスピード

300円

マンション

西日本エリア

ホーム

(戸建住宅)

スーパーハイスピード

0円

450円

100円

ハイスピード

ファミリー

ファミリー・ライト

マンション

(集合住宅)

スーパーハイスピード

ハイスピード

マンション

 

「ホームゲートウェイ(N)」と「無線LAN(N)」を新規で申し込む場合

ホームゲートウェイ(N)

無線LAN(N)

450円

300円

 

光電話(N)なしで東日本エリアや新規申込の場合は、ホームゲートウェイ(N)と無線LAN(N)の申し込みで月額利用料金が750円かかります。

 

1年間レンタルする月額利用料金で同等以上のスペックの無線LAN親機が購入出来てしまうので、光電話(N)ありの場合以外は、家電量販店などで購入をおすすめさせて頂きます。

 

ホームゲートウェイの種類

ホームゲートウェイ(N)のレンタル機器は「PR-500」「RT-500」「RS-500」の3種類あります。

 

 

PR-500

RT-500

RS-500

LANインターフェース

ポート数

1000BASE-T / 100BASE-TX ×4

無線LANインターフェース

IEEE802.11a

周波数帯

5GHz帯

伝送速度

6~54Mbps(自動切換)

IEEE802.11ac

周波数帯

5GHz帯

伝送速度

[HT20]6.5~260Mbps、[HT40]13.5~360Mbps、[HT80]29.3~1300Mbps(自動切換)

IEEE802.11n

周波数帯

5GHz帯

5GHz帯

2.4GHz帯/5GHz帯

伝送速度

[HT20]9.8~216.7Mbps、[HT40]20.3~450Mbps(自動切換)

IEEE802.11b

×

×

周波数帯

-

-

2.4GHz帯

伝送速度

-

-

1~11Mbps(自動切換)

IEEE802.11g

×

×

周波数帯

-

-

2.4GHz帯

伝送速度

-

-

6~54Mbps(自動切換)

拡張カードスロット

インターフェース

Express Card/34(PCI Express)準拠

無線LANカードSC-40NE「2」専用

-

スロット数

1スロット

-

無線LAN(N)/無線LANカードSC-40NE「2」

インターフェース

Express Card/34(PCI Express)準拠

-

IEEE802.11b

×

周波数帯

2.4GHz帯

2.4GHz帯

-

伝送速度

1~11Mbps(自動切換)

-

IEEE802.11g

×

周波数帯

2.4GHz帯

2.4GHz帯

-

伝送速度

6~54Mbps(自動切換)

-

IEEE802.11n

×

周波数帯

2.4GHz帯

2.4GHz帯

-

伝送速度

[HT20]6.5~144.4Mbps、[HT40]13.5~300Mbps(自動切換)

-

 

ホームゲートウェイ(N)と無線LAN(N)を申し込むと

  • IEEE802.11a/n/acに対応したホームゲートウェイ「PR-500」または「RT-500」とIEEE802.11b/g/nに対応した無線LANカード
  • IEEE802.11a/b/g/n/acを内蔵した小型ONU対応ホームゲートウェイ「RS-500」

いずれかの方法により、無線規格IEEE802.11acにて最大通信速度1300Mpbsの無線LAN環境が構築されます。

 

無線LAN親機を購入する場合

ソフトバンクから光BBユニットやホームゲートウェイ(N)をレンタルするのではなく、家電量販店などで無線LAN親機を購入する場合のおすすめ機種をご紹介させて頂きます。

 

無線LAN親機を購入する際に注目するべき項目は

  • 無線LAN規格:IEEE802.11acに対応しているか?
  • 複数のパソコンと有線接続する場合はLANポート数が必要数あるか?

最低限、この2点に着目して選べば問題ありません。

 

光BBユニットのレンタル機器「E-WMTA2.3」と同等スペックである
バッファロー製、AirStation HighPower Giga WHR-1166DHP4
は、税込み4,600円程度で購入できます。

 

ホワイト光電話や光電話(N)に申し込みしない場合は、レンタル料金の優遇措置がなく
光BBユニット+Wi-Fiマルチパック:毎月1,457円
ホームゲートウェイ(N)+無線LAN(N):毎月750円
SoftBank光の利用料金以外に支払わないといけなくなってしまうので、無線LAN親機を購入した方がお得になります。

まとめ

SoftBank光のブロードバンドルーターレンタルサービスである、BBユニットとホームゲートウェイ(N)の違いはお分かり頂けたでしょうか。

 

SoftBank光を契約される方の多くは、Softbank携帯電話も利用しており、「おうち割 光セット」を適用されます。

 

「おうち割 光セット SoftBank 光サービス特典」であるバリューパックを利用すれば無線LAN環境は月額500円で構築出来ますが、フレッツ光からの転用手続きの場合を除き、Softbankユーザー以外がホワイト光電話、や光電話(N)を利用する際のレンタル機器の月額利用料金は割高になっています。

 

「おうち割 光セット」を適用させる方には、光BBユニットは大変お得になっています。