NURO光のデメリット・悪い評判

下り最大2Gbpsの超高速光回線と無線LAN、セキュリティサービスが付いて月額基本料金が4,743円で利用出来る大人気インターネット回線「NURO光」

 

  • J.D.パワーアジア・パシフィック主催

2018年日本固定ブロードバンド回線サービス顧客満足度調査
顧客満足度ランキングで関東エリア第1位

 

  • 価格.com主催

ネット回線満足度ランキング2018
光回線部門で関東・甲信越エリア第1位

 

  • RBB TODAY編集部主催

ブロードバンドアワード2016
キャリア部門地域別総合で関東エリア第1位

 

毎年各社が実施している調査やアンケートにて、NURO光はサービス提供エリアの関東地方では顧客満足度第1位を獲得しています。

 

名実ともに高い評価を得ているNURO光ですが、デメリットや悪い評判も少なからずあります。

 

ここでは、NURO光にまつわるデメリットや悪い評判を集めて、一挙にご紹介していきます。

 

デメリットに対する対策方法も併せてご紹介していきますので、NURO光の申し込みを検討されている方は、是非とも最後まで目を通して、快適にNURO光を利用する際の参考にしてください。

NURO光はサービス提供エリアが狭い

NURO光の最大とも言えるデメリットはサービス提供エリアの狭さになります。

 

2013年4月のサービス開始当初は、提供エリアが関東地方だけでしたが、2018年1月にエリアが拡大され

  • 関東1都6県
  • 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県

     

  • 東海4県
  • 愛知県、静岡県、岐阜県、三重県

     

  • 関西2府3県
  • 大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県

でサービスが提供されています。

 

 

一方で、光回線の契約数におけるシェアで7割近くを占めているNTT東日本・西日本のフレッツ光、および、光コラボレーションは、一部地域を除き全国でサービス提供しています。

 

また、NTT系に次いで契約者数が多いKDDIのauひかりは、沖縄県を除く全国でサービス提供しています。

 

ただし、関西2府4県(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県)、および、東海4県(愛知県、岐阜県、三重県、静岡県)では、「auひかり ホーム」がサービス提供対象外となり、「auひかり マンション」のみ提供しています。

 

フレッツ光、光コラボレーション、auひかりと比較すると、NURO光のサービス提供エリアの狭さは明らかです。

 


残念ながら、関西地方で和歌山県だけが唯一、サービス提供エリア外となってしまいました。

 


サービス提供エリアの都道府県でも、全ての市区町村でNURO光が対応しているわけではありません。

 

提供エリアの詳細は、『NURO 光』公式ページ内、新規お申し込み・エリア確認から、お住まいの住所を入力すると、NURO光の提供状況の確認だけでなく、対応マンションも確認できますので、是非活用してください。

NURO光は8階建て以上のマンションには導入のハードルが高い

下り最大2GbpsのNURO光には

  • NURO光G2V
  • NURO光 for マンション

の2種類あります。

 

NURO光G2Vは、提供開始された2013年4月当初は戸建て、2階建て以下の集合住宅が提供対象でした。

 

2015年12月には5階建て以下の集合住宅、2017年2月には7階建て以下の集合住宅にまで拡大されました。

 

NURO光 for マンションは、2015年3月に提供開始され、3階建て以上の集合住宅も提供対象です。

 

しかし、NURO光 for マンションの加入には大きな障害があり、同一マンション内にて4世帯以上の加入が必須条件となっています。

 

サービス提供エリア内、かつ、NURO光 for マンションを導入可能なマンションという条件をクリアしたうえに、同一マンション内にて4世帯以上エントリーされた時点で、ようやく加入出来るようになります。

 

 

戸建てと7階建て以下の集合住宅は、NURO光G2Vに加入出来ますが、8階建て以上の集合住宅はNURO光 for マンションにしか加入出来ません。

 

4世帯以上の加入が条件というのは簡単な条件のように思えますが、それ以前に、NURO光 for マンションが導入出来る集合住宅が限られているのです。

 

NTT東日本・西日本が提供しているフレッツ光や光コラボレーションは、最大1Gbpsの通信速度ではありますが、集合住宅に導入されている配線方式が光配線方式以外の場合、VDSL方式、および、LAN配線方式でも100Mbpsにてサービス提供していますが、NURO光 for マンションは集合住宅に光配線方式が導入されているか、棟内の配管を使用して光ファイバーを各戸まで引き込めない限りは提供されません。

 

棟内の配管を使用して各戸まで光ファイバーを引き込むのはマンションの構造上の問題で不可能な場合も多く、現実的には光配線方式が導入されている集合住宅、つまり、近年建てられた比較的新しい物件に限定されてしまいます。

 

既にNURO光 for マンションが導入されている集合住宅以外では、8階建て以上の集合住宅でNURO光 for マンションに加入するのは、かなりハードルが高いと言わざるを得ません。

 

 

 

NURO光 for マンションを導入可能な物件にお住まいの方で、残り3世帯のエントリーを待っている方も多いようです。

 

4世帯以上のエントリーをいち早く集めるために、NURO光の公式ページでは、マンション掲示板用に「NURO光 for マンション」紹介用のポスターが用意されていますが、個人で出来る活動には限りがあるので、マンションのオーナーや管理会社の協力は欠かせません。

 

NURO光の開通工事は時間がかかる

NURO光は通信速度が速いので有名ですが、開通までに時間がかかるのでも有名です。

 

一般的なインターネット回線は、宅内工事と屋外工事を同日に行いますが、NURO光では宅内工事と屋内工事を別日に行います。

 

屋内工事は、So-netの指定工事業者が行います。

 

NURO光の申し込み時、または、NURO光の申し込みから10日後に宅内工事の日程調整をします。

 

屋外工事は、NTTの指定工事業者が行います。

 

宅内工事の際、または、後日に屋外工事の日程調整をします。

 

NTTの指定業者である為、So-netでは融通を利かすのにも限りがあり、屋外工事の日程調整が難航しなかなか決まらないだけでなく、日程調整の連絡が催促しないと来ないというような、「世界のSONY」の関連企業とは思えない事態が頻繁に起こり、通常でさえ1ヵ月から2ヵ月程度かかる開通工事が、3ヵ月以上経過しても屋外工事が行われない事も珍しくありません。

 

 

 

NURO光の申し込みの際に宅内工事希望日の選択をしなかった場合、NURO光開通センターから約10日後に日程調整の電話連絡が来ます。

 

この時点で宅内工事を行うまでに約10日の差が出てしまいます。

 

開通工事を短縮する為にも、申し込みの際に宅内工事希望日を選択しましょう。

 

宅内工事から最短1週間から10日で行われる屋外工事ですが、引っ越しシーズンは1ヵ月以上先になってしまう事も日常茶飯事です。

 

屋外工事の日程調整をいち早く完了させることが、開通工事を短縮させる数少ない手段のひとつです。

 

NURO光のサービス提供元であるソニーネットワークコミュニケーションズと、屋外工事の調整をするNTTの間でのやり取りがスムーズに行われず、屋外工事の日程調整が後回しにされていたり、日程調整の連絡が漏れている可能性も十分にあり得ます。

 

宅内工事が終わってもなかなか屋外工事の日程調整が完了しない、または、屋外工事の日程調整の連絡がこない場合は、NURO光開通センターから連絡が来るのを待つのではなく、こちらから何度でも電話をして、いち早く屋外工事日を決めてしまいましょう。

NURO光はIEEE802.11acに対応していない旧型のONUが届く可能性がある

NURO光のONUは

  • ONU
  • ルーター
  • 無線LAN親機

の機能を兼ね備えたホームゲートウェイタイプと呼ばれています。

 

月額基本料金にONUも含まれているので、別途、無線LAN親機をレンタルしたり購入したりする必要がありません。

 

現在NURO光では5種類のONUが提供されています。

 

各機種により多少性能は異なりますが、一番の違いは無線LAN規格である「IEEE802.11ac」に対応しているかどうかです。

 

新型の2機種

  • ZXHN F660A
  • HG8045Q

は「IEEE802.11ac」に対応しています。

 

旧型の3機種

  • ZXHN F660T
  • HG8045j
  • HG8045D

は「IEEE802.11ac」に対応していません。

 

無線LAN規格「IEEE802.11ac」に何故そこまで注目するのかと言いますと、単純に伝送速度が異なる為です。

 

「IEEE802.11ac」に対応している新型2機種の伝送速度は最大1.3Gbpsになります。

 

対して、「IEEE802.11ac」に対応していない旧型3機種の伝送速度は最大450Mbpsになります。

 

NURO光の最大通信速度が2Gbpsとは言え、実際には通信環境やパソコンなど端末のスペックの問題で、2Gbpsを計測する事はありませんが、900Mbps台の通信速度で利用出来る事は珍しくはありません。

 

 

せっかく高速回線のNURO光を契約してもONUが旧型3機種だと、そのポテンシャルを十分に発揮する事が出来ません。

 

 

 

それでは、旧型が提供された場合はどうすればいいのでしょうか。

 

宅内工事の際に設置されるONUの種類は事前に選ぶ事は出来ません。

 

しかし、屋外工事終了後であれば、NURO光サポートデスクに電話すると、無料で新型への交換に応じてくれます。

NURO光は移転手続きが出来ない

進学や転勤、家庭の事情などで急遽、引越しする事になった方も居るかと思います。

 

携帯電話やWiMAXなどのモバイル通信と異なり、NURO光などの固定通信サービスは持ち運びが出来ないので移転手続きをしないといけません。

 

しかし、NURO光では、移転手続きが出来ず、引越しの際には解約しなくてはなりません。

 

引越し先でもNURO光を利用したい場合には、現在利用中のNURO光を解約して、引越し先で改めてNURO光に申し込む必要があります。

 

ここで問題になるのが、基本工事費の割賦残債と契約解除料です。

 

NURO光の基本工事費40,000円は30ヵ月の分割払いですが、工事費相当分割引により、実質無料となっています。

 

完全無料ではなく実質無料なので、分割払いの最中に解約した場合には、最終請求で残債を一括で支払わなくてはなりません。

 

また、多くの利用者が契約している「NURO光G2V」は、2年間の継続契約となっており、更新月以外で解約した場合は9,500円の契約解除料が発生します。

 

  • 基本工事費残債:1,333円×(30ヵ月-利用月数)
  • 契約解除料:9,500円

 

基本工事費残債と契約解除料の合計金額が、最終請求に加算されてしまいます。

 

 

 

引越しは回避できないけれど、高額な工事費残債と契約解除料をどうにかしたい場合はどうすればいいのでしょうか。

 

NURO光の公式特設ページでは、35,000円キャッシュバックキャンペーンを実施しています。

 

旧居で利用していたNURO光を解約して、新居で改めてNURO光に申し込みをしても、キャンペーンが適用され35,000円のキャッシュバックが受け取れます。

 

旧居で1年以上NURO光を利用していれば、キャッシュバックで工事費残債と契約解除料が相殺できます。

 

 

新居がNURO光の提供エリア外だった場合は、どうすればいいのでしょうか。

 

auひかりでは、「auひかりスタートサポート」というキャンペーンを開催しています。

 

解約違約金や工事費残債を最大30,000円まで還元してくれるサービスです。

 

 

SoftBank光では、「SoftBank光 乗り換え新規でキャッシュバック/割引きキャンペーン」を開催しています。

 

解約違約金や工事費残債を最大100,000円まで還元してくれるサービスです。

 

 

各社のキャンペーンを有効活用する事により、工事費残債や契約解除料を相殺する事が出来ます。

まとめ

他社インターネット回線と比較しても圧倒的に評判がいいNURO光ですが、デメリットや悪い評判は多少なりともありました。

 

あらかじめ、デメリットや悪い評判が分かっていれば、いくらでも対処する方法はあります。

 

デメリットや悪い評判と合わせてご紹介させて頂いた対処法を参考にして、NURO光で快適なインターネットライフを満喫してください。