インターネットの仕組み

知っているようで知らない!インターネットの仕組みをご説明します。

 

インターネットとは

大企業や官庁、大学などで複数のパソコンや情報通信機器を通信回路やケーブルで接続し、相互にデータのやり取りができるようにした状態をネットワークと言います。

 

世界中にあるネットワークを相互に接続することで構築された巨大なネットワークがインターネットです。

 

インターネットに接続するためにはプロバイダと呼ばれるインターネット接続業者と契約する必要があります。

 

プロバイダ

プロバイダとは、インターネット・サービス・プロバイダの略称で「Internet Services Provider」の頭文字を取り「ISP」とも呼ばれます。

 

インターネットに端末を接続するには「IPアドレス」という固有の識別番号を取得する必要があり、この番号を割り振るのがプロバイダの役割です。

 

インターネット接続サービス以外にもメールアカウントや事業者ごとに様々なサービスを提供しています。

 

IPアドレス

IPアドレスとは、インターネット・プロトコル・アドレスの略称で「Internet Protocol address」と英語表記します。IPアドレスは、IPでネットワーク上の機器を識別するための固有の番号で、インターネット上での住所のような役割を果たしています。

 

32bitのIPアドレスを使用するIPv4と128bitのIPアドレスを使用するIPv6の2種類があります。元々はIPv4のみでしたがインターネットの普及により使用可能なIPアドレスが約2の32乗(約43億)個のIPv4だけでは番号が枯渇する恐れが出てきたために、約2の128乗(約340澗=3.4×10の38乗)個が使用可能なIPv6が誕生しました。

 

IPアドレスと個人情報
個人情報保護やセキュリティの観点からIPアドレスから個人情報やプライバシーの流出が懸念されるようになりました。

 

インターネットを用いた通信では、常に自分のIPアドレスが通信相手に伝達されます。IPアドレスから得られる情報は大抵はプロバイダ名と接続地域程度ですが、大企業や官庁や大学に割り振られたIPアドレスから接続した場合には接続元の住所が得られる場合もあります。

 

上記以外の個人情報(氏名・詳細な住所・電話番号・メールアドレスなど)をIPアドレスのみから知ることは、プロバイダなどから個人情報と接続記録が漏洩しない限り不可能です。

 

法的措置に基づいて開示請求がなされた場合はプロバイダは裁判所や警察に情報開示する義務があるため、ネット犯罪を取り締まることができます。

 

通信速度

通信速度とは、通信回線を通じてデータを転送する速さのことです。電話回線やLANケーブルや無線通信において1秒間に送ることのできるデータ量(ビット)で表します。単位には一般的にbps(ビット毎秒)が用いられ、たとえば1秒間に100メガビットのデータを転送できる場合は100Mbpsと表記します。数値が大きいほど通信速度は速くなります。

 

キロ(Kbps)<メガ(Mbps)<ギガ(Gbps)<テラ(Tbps)

 

の順に早くなります。

 

上りと下りとは?
上り=アップロード、下り=ダウンロードの速度です。

 

上りは、メールやメッセージを送信したり、写真や動画をアップするときに影響し、
下りは、動画を見たり、インターネット検索やアプリのダウンロードするときに影響します。

 

一般的に上りより下りの方が重要なため、下りのほうが早くなります。

 

各通信事業者が提示している速度は実速度ではありません。
「ベストエフォート」という最大限その速度がでるように努力しますという速度なので、実際はその速度より遅くなります。