ドコモ光の引越し手続き

ドコモ光は、NTTドコモの携帯電話を利用中の方から絶大な人気を誇っており、契約数は500万件を突破しています。

 

NTT東日本・西日本が提供するフレッツ光の卸売サービスを利用した光コラボレーションなので、サービス提供エリアの広さはNTTのお墨付きですが、引越しする際には、どのような手続きが必要なのかご存知でしょうか?

 

更新期間以外に引越しする場合、契約解除料は発生するのか!?

 

工事料を分割払い中の場合、工事費残債はどうなるのか!?

 

引越し先でも契約事務手数料や工事料はかかるのか!?

 

月額料金以外にどのような費用がかかるのか不安ですよね。

 

ここでは、ドコモ光の利用者が引越しする際に必要な手続きを分かりやすくご説明いたします。

 

引越し直前になってバタバタしないで済むように、是非とも最後まで目を通してください。

ドコモ光の移転手続きをする前に手元に用意しておくもの

ドコモ光の移転手続きをする際に、ペア回線となっているドコモ携帯電話の契約内容を確認します。

 

その際に、本人確認として、ネットワーク暗証番号が必要になります。

 

ドコモ携帯電話を契約していない、または、ペア回線を設定していない場合は、ご契約ID(お客さまID)が必要になります。

 

ドコモショップで手続きする際も、原則として本人確認書類は不要です。

 

ネットワーク暗証番号

ネットワーク暗証番号とは、契約時などに指定した4桁の番号になります。

 

ドコモショップやドコモインフォメーションセンター、ドコモオンライン手続きでの注文受付時に、契約者の本人確認する際やオプションサービスの設定を変更する際に必要になります。

 

ネットワーク暗証番号を忘れた場合は、運転免許証などの本人確認書類を持参のうえ、ドコモショップに来店して再登録の手続きを行います。

 

ご契約ID(お客さまID)

ご契約ID(お客さまID)とは、ドコモ光の利用者を識別するためのIDになります。

 

ご契約ID(お客さまID)は、「開通のご案内」や請求書などで確認出来ます。

  • CAF+10桁の数字
  • COP+8桁の数字
  • CTV+8桁の数字

ご契約ID(お客さまID)は、いずれかで構成されています。

ドコモ光の移転手続き窓口

引越しなどで住所の変更などに伴い、ドコモ光の設置場所を変更する場合、移転手続きが必要になります。

 

移転手続きは、ドコモインフォメーションセンター、または、ドコモショップにて行えます。

 

Webでは移転手続きは出来ませんのでご注意ください。

 

ドコモインフォメーションセンター

電話で移転手続きを行う場合は、「ドコモインフォメーションセンター」に電話します。

 

「ドコモの携帯電話から」
(局番なし)151

 

「一般電話などから」
0120-800-000

 

受付時間は9:00~20:00、年中無休になります。

 

電話がつながった後、音声ガイダンスが流れます。

 

「7.ドコモ光に関するお問い合わせ」
        ↓
「1.お引越手続き・お申込み・各種お手続き・お問い合わせ」
        ↓
「1.お引越手続き(移転)」

 

の順に電話機の番号ボタンを押してください。

 

担当オペレーターにつながったら、移転手続きを行います。

 

ドコモショップ

窓口で移転手続きを行う場合は、お近くのドコモショップに来店します。

 

受付時間は各店舗の営業時間内になります。

 

お近くのドコモショップを検索

 

全国のドコモショップを「ショップ名」または「都道府県」から検索できます。

ドコモ光の移転手続き費用

ドコモ光の移転手続きは、契約期間内であっても解約金は発生しません。

 

また、工事料を分割払い中の場合であっても残債を一括で請求されることはなく、完済まで今まで通り分割で支払います。

 

手数料

ドコモ光の新規申込は、3,000円の契約事務手数料がかかりましたが、ドコモ光の移転手続きは、2,000円の手数料がかかります。

 

手数料は、翌月に利用料金と合わせて請求されます。

 

工事料

移転元では、ドコモ光の移転にあたり工事料はかかりませんが、移転先では、工事料がかかります。

 

エリア内での移転(東日本内・西日本内) エリアが変わる移転(東日本⇔西日本)
戸建タイプ マンションタイプ 戸建タイプ マンションタイプ

派遣工事あり
配線工事あり

9,000円 7,500円 18,000円 15,000円

派遣工事あり
配線工事なし

6,500円 6,500円 7,600円 7,600円
派遣工事なし 2,000円 2,000円 2,000円 2,000円

 

工事料は、派遣工事の有無や住居タイプによって変わるだけでなく、移転先のエリアによっても変わります。

 

ドコモ光は、NTT東日本・西日本が提供するフレッツ光の卸売サービスを利用した光コラボレーションです。

 

フレッツ光は、東日本エリアと西日本エリアで提供している会社が違います。

 

  • NTT東日本の提供エリア

【北海道地方】
北海道

 

【東北地方】
青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県

 

【関東地方】
茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県

 

【甲信越地方】
山梨県、長野県、新潟県

 

  • NTT西日本の提供エリア

【北陸地方】
富山県、石川県、福井県

 

【東海地方】
静岡県、愛知県、岐阜県、三重県

 

【関西地方】
滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県

 

【中国地方】
鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県

 

【四国地方】
香川県、愛媛県、徳島県、高知県

 

【九州・沖縄地方】
福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県

 

NTT地域会社が変わらないエリア内での移転であれば、工事料は新規申込時の半額、戸建タイプ9,000円、マンションタイプ7,500円ですが、NTT東日本エリアからNTT西日本エリアのようにNTT地域会社が変わるエリアを跨ぐ移転の場合は、工事料は新規申込時と同額、戸建タイプ18,000円、マンションタイプ15,000円になります。

 

土日祝日、もしくは年末年始(12月29日から1月3日)に派遣工事日を指定する場合、追加派遣料3,000円が別途必要になります。

 

賃貸住宅などで光コンセントが既に設置してある場合は、工事の必要がないため無派遣工事になる事があります。

 

工事料は、一括払い、または12回、24回、36回、48回、60回の分割払いから選べます。

東日本エリア内、西日本エリア内で移転する場合の注意事項

NTT東日本のエリア内またはNTT西日本のエリア内で移転する場合、注意事項があります。

 

光電話の電話番号が変更となる事がある

「ドコモ光電話」またはNTT東日本・西日本が提供する「ひかり電話」を契約している場合、同一番号で移行可能なエリア内に限り、移転先で同じ番号を利用する事が出来ます。

 

移転先の市区町村やNTTの収容局が異なる場合は、電話番号は変更となります。

 

プロバイダが変更となる事がある

ドコモ光のプロバイダは基本的には全国で提供されていますが、タイプBに地域限定のプロバイダがあります。

 

「@ちゃんぷるネット」は沖縄県限定、「TNC」は静岡県限定、「@T COM」は静岡県を除く全国になります。

 

また、提携ケーブルテレビの設備を使って提供しているタイプCも提供エリアが限定されている為、提供エリア外に移転する場合はプロバイダが変更となります。

 

 

レンタル機器が返却となる事がある

移転に伴い、NTTドコモからレンタルしている宅内機器および無線LANルーターを撤去、交換する必要がある場合は、移転元で使用していた機器は返却となります。

 

一定期間内に返却の確認が出来ない場合、機器相当額を請求される事がありますので早めに返却するようにしましょう。

東日本エリアと西日本エリアを跨って移転する場合の注意事項

NTT東日本の提供エリアとNTT西日本の提供エリアを跨ぐ移転の場合は3つの注意事項があります。

 

ご契約ID(お客さまID)が変わる

ドコモ光の利用者を識別するためのご契約者IDは、NTT東日本またはNTT西日本が発行しているため、NTT地域会社が変わった場合はご契約者IDも移転先を管轄するNTT地域会社が新しく発行し直します。

 

ご契約者ID(お客さまID)が変わっても、特に問題は起こりません。

 

独自で提供しているオプションは廃止となる

フレッツ光から転用手続きでドコモ光を契約している場合、NTT東日本・西日本がそれぞれ独自で提供しているオプションサービスを契約している事があります。

 

NTT地域会社が変わった場合は、独自オプションは廃止となります。

 

ひかり電話、フレッツ・テレビは廃止となる

フレッツ光から転用手続きでドコモ光を契約している場合、NTT東日本・西日本が提供する「ひかり電話」または「フレッツ・テレビ」は、移転に伴い廃止となります。

 

移転先でも利用を希望する場合は、NTTドコモが提供する「ドコモ光電話」または「ドコモ光テレビオプション」の新規申込が必要となります。

 

新規申込に伴い、ドコモ光の移転の事務手数料2,000円とは別に、契約事務手数料2,000円が別途必要となります。

ドコモ光を解約して新規契約ってどうなの!?

ドコモ光は、東日本エリア内または西日本エリア内で移転する場合、契約期間内であっても解約金は発生せず、工事料が半額になるというメリットがあります。

 

しかし、東日本エリアと西日本エリアを跨って移転する場合、解約金は発生しませんが、工事料は新規申込時と同額かかります。

 

移転手続きは、プロバイダや代理店が提供しているキャンペーンを適用する事が出来ません。

 

それでは、ドコモ光を一度解約してから新規申込したら、キャンペーンを適用する事が出来るのでしょうか。

 

解約して新規申込するとキャンペーンを適用出来る

NTT東日本・西日本のフレッツ光やKDDIのauひかりは、一度解約してから、すぐに新規申込してもキャンペーンを適用する事が出来ません。

 

最低でも解約から新規申込までに1年以上の期間を空ける必要があります。

 

ドコモ光は、ドコモインフォメーションセンターに解約新規について問い合わせをするとキャンペーンは適用されないとの回答が返ってきますが、プロバイダや代理店から申し込みをするとキャンペーンが適用されます。

 

解約して新規申込するとお得なのか

ドコモ光を契約期間内に解約すると違約金が発生します。

 

戸建てタイプ13,000円、マンションタイプ8,000円の違約金を支払ってまで、解約してから新規契約するのはお得なのでしょうか。

 

結論から申し上げますと、提供中のキャンペーンによって異なります。

 

【NTTドコモ公式】
2018年6月29日(金)から2018年9月30日(日)まで、新規工事料無料キャンペーンが提供されています。

 

新規でドコモ光を申し込むと、戸建てタイプ18,000円、マンションタイプ15,000円の工事料が無料になります。

 

さらに、dポイント(期間・用途限定)10,000ptが受け取れます。

 

不定期開催の新規工事費無料キャンペーンが提供されている期間中は、解約して新規契約した方がお得になります。

 

ドコモ光の申し込み方法は大まかに6種類あります。

  1. NTTドコモ公式サイト
  2. プロバイダ公式サイト
  3. ドコモ光の代理店
  4. ドコモショップ
  5. 家電量販店
  6. 電話営業・訪問勧誘

総合的に見て最もお得な窓口はプロバイダ公式の「GMOとくとくBB」になります。

 

 

【ドコモ公式】

  • 新規工事費無料キャンペーン
  • dポイントプレゼント特典

だけでなく

 

【GMOとくとくBB限定】

  • 最大15,000円キャッシュバック
  • 出張サポート無料
  • Wi-Fiルーターレンタル0円キャンペーン
  • インターネット安心セキュリティー1年間無料

が適用されます。

 

GMOとくとくBBは、回線が混雑するポイントがなく、昼夜問わずに快適な通信が可能な「IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6接続」であるv6プラスに対応しており、v6プラス対応のWi-Fiルーターを無料でレンタル出来ます。

 

 

解約して新規契約のデメリット

一度解約してから新規契約する事により、キャンペーンを適用させる事が出来ますが、デメリットもあります。

 

「ドコモ光」1契約につき、ペア回線として設定出来る携帯電話回線は1契約までとなっているので、移転元のドコモ光の解約が完了してからでないと移転先でドコモ光を新規申込が出来ません。

 

申し込みから利用開始まで2週間から1か月かかるため、インターネットが使えない空白の期間が発生してしまいます。

 

移転元のドコモ光のペア回線以外にドコモの携帯電話を利用中であれば、その電話番号をペア回線にしてドコモ光の新規申込をすると、インターネットが使えない空白期間を作らないで済む可能性があります。

 

ペア回線は、シェアパックの親回線以外に設定しても、ドコモ光セット割の割引金額が最大になるように適用されますし、後日、ペア回線を変更する事も出来ます

引越し先がドコモ光のサービス提供エリア外だった場合の対処方法

引越し先がドコモ光のサービス提供エリア外だった場合はどうすればいいのでしょうか。

 

ドコモ光はフレッツ光の卸売サービスを利用した光コラボレーションなので、ドコモ光がサービス提供エリア外という事は、NTT東日本・西日本がフレッツ光、および、ドコモ光以外の光コラボレーションもサービス提供エリア外という事になります。

 

下り最大2Gbpsの超高速光回線「NURO光」は、関東・東海・関西エリアでサービス提供していますが、NTT東日本・西日本が敷設したダークファイバーを借用しているので、同様にサービス提供エリア外の可能性大です。

 

KDDIのauひかりは、関東エリアでは関東電力の旧TEPCO回線を借用していますが、その他の地域ではNTT東日本・西日本のダークファイバーを借用しているので、こちらもサービス提供エリア外の可能性大です。

 

NTT東日本・西日本以外の光ファイバーでサービス提供しているのは、地域限定の電力系通信事業者になります。

 

電力系通信事業者

電力系通信事業者とは、旧一般電気事業者10社(北海道電力、東北電力、東京電力、中部電力、北陸電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力)が敷設した光ファイバーを利用してインターネット回線を提供している通信事業者になります。

 

  • コミュファ光

コミュファ光』は、東海地方(愛知県、岐阜県、三重県、静岡県)で中部テレコミュニケーション(CTC)が提供するインターネット回線です。

 

中部テレコミュニケーションは、中部電力の子会社として設立されましたが、現在ではKDDI系列となっております。

 

  • eo光

eo光』は、関西2府4県(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県)および、福井県でケイ・オプティコムが提供するインターネット回線です。

 

ケイ・オプティコムは、関西電力の完全子会社になります。

 

  • メガ・エッグ光

メガ・エッグ光ネット』は、中国地方(山口県、島根県、鳥取県、広島県、岡山県)でエネルギア・コミュニケーションズ(通称:エネコム)が提供するインターネット回線です。

 

エネルギア・コミュニケーションズは、中国電力の完全子会社になります。

 

  • ピカラ光

ピカラ光』は、四国地方(香川県、徳島県、高知県、愛媛県)でSTNetが提供するインターネット回線です。

 

STNetは、四国電力の完全子会社になります。

 

  • BBIQ光

BBIQ光』は、九州地方(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県)でQTnetが提供する光インターネットサービスです。

 

QTnetは、九州電力の完全子会社になります。

 

  • auひかり ちゅら

auひかり ちゅら』は、沖縄県内限定で沖縄セルラー電話が提供するインターネット回線です。

 

沖縄電力がインフラ整備の為に敷設し、沖縄電力系列の沖縄通信ネットワーク(OTNet)が保守管理している光ファイバーを借用して、サービス提供しています。

 

沖縄通信ネットワーク(OTNet)は、沖縄電力の子会社として設立されましたが、現在ではKDDIの連結子会社である沖縄セルラー電話の子会社となっています。

まとめ

ドコモ光の引越し手続きは、移転と解約新規の2パターンから選ぶ事が出来ます。

 

移転手続きは、契約期間内であっても違約金がかかりませんが

  • 手数料

2,000円

 

  • 工事料

【東日本エリア内、西日本エリア内で移転】
戸建てタイプ9,000円
マンションタイプ7,500円

 

【東日本エリアと西日本エリアを跨って移転】
戸建てタイプ18,000円
マンションタイプ15,000円

 

の初期費用がかかり、NTTドコモ公式やプロバイダ公式サイト、ドコモ光の代理店が提供するキャンペーンを適用出来ません。

 

解約新規は、更新月以外に解約すると戸建てタイプ13,000円、マンションタイプ8,000円の違約金が発生します。

  • 契約事務手数料

3,000円

 

  • 工事料

戸建てタイプ18,000円
マンションタイプ15,000円

 

の初期費用がかかりますが、NTTドコモ公式やプロバイダ公式サイト、ドコモ光の代理店が提供するキャンペーンを適用出来ます。

 

2018年6月29日(金)から2018年9月30日(日)まで、NTTドコモ公式、新規工事料無料キャンペーンが提供されており、移転手続きよりも解約新規のほうがお得になっています。