NURO光はソフトバンクなの!?

下り最大2Gbpsの超高速光回線で関東・関西・東海エリアで人気沸騰中のNURO光ですが、ソフトバンクのスマートフォン、携帯電話とのセット割引である「おうち割 光セット」を適用する事が出来ます。

 

おうち割 光セットといえば、自宅のインターネットとセットで利用する事により携帯電話の利用料金が永年毎月最大1,000円割引になるサービスですが、なぜ、NURO光でソフトバンクのサービスが利用出来るのでしょうか。

 

NURO光はソフトバンクが提供するサービスなのでしょうか!?

 

ここでは、NURO光でおうち割 光セットが適用される理由が気になっている方や、ソフトバンク携帯電話を利用中でNURO光を検討している方の為に、NURO光とソフトバンクの関係や、おうち割 光セットのサービス内容を分かりやすく説明していきます。

 

是非とも最後まで目を通して、NURO光を契約する際の参考にしてください。

NURO光とソフトバンクの関係

結論から申し上げますと、NURO光はソフトバンクが提供するインターネット回線ではありません。

 

NURO光はソニーネットワークコミュニケーションズが提供する超高速光回線になります。

 

それでは、なぜ、NURO光でソフトバンクのサービスが提供されているのでしょうか。

 

NURO光でんわはソフトバンクと提携して提供

NURO光で利用出来る月額基本料・通話料がお得なIP電話サービスである「NURO光でんわ」は、ソニーネットワークコミュニケーションズがソフトバンクと提携して、ソフトバンクのケーブルラインというIP電話サービスを利用して提供しているサービスになります。

 

つまり、インターネット回線はソニーネットワークコミュニケーションズが提供していますが、ひかり電話をソフトバンクとの提携により提供している為に、ソフトバンクの携帯電話とのセット割引である「おうち割 光セット」が適用されるのです。

 

なぜSo-netは自社でひかり電話を提供しないのか

ソニーネットワークコミュニケーションズは、インターネット回線は光コラボレーションなどの卸売サービスを利用せず、NTT東日本・西日本からダークファイバーを借用して、自社で電気通信回線設備を開設・運用し、ネットワークシステムを構築して、NURO光を提供しているにもかかわらず、なぜ、ひかり電話はソフトバンクのケーブルラインを利用し、自社での提供に踏み切らなかったのでしょうか。

 

NTT加入電話やひかり電話は、「0ABJ」番号と呼ばれ、0で始まり9桁の数字が続きます。

 

 

市外局番は1桁から4桁で、総務省告知により規定されています。

 

市内局番は1桁から4桁で、総務省から電話会社ごとに割り振られています。

 

固定電話事業への新規参入は、設備投資や認可、顧客獲得など、問題点が多く、将来的に固定電話の契約数の増加が見込めない現状では現実味がありません。

 

そこで、既存の光ファイバー網を利用したIP電話サービスを実施している電話会社の中から

  • NTT東日本・西日本のひかり電話(光IP電話)
  • ソフトバンクのホワイト光電話・ケーブルライン
  • KDDIのauひかり電話サービス
  • アルテリアネットワークスのUCOM光電話
  • 中部テレコミュニケーションのコミュファ光電話
  • ケイ・オプティコムのeo光電話
  • エネルギア・コミュニケーションズのメガ・エッグ光電話
  • STNetのピカラ光でんわ
  • QTnetのBBIQ光電話

ソフトバンクのケーブルラインと提携するという道を選択したのです。

おうち割 光セットでソフトバンクの携帯電話がお得

おうち割 光セットは、NURO光とNURO光でんわをセットで利用する事で、ソフトバンクのスマートフォン、3Gケータイ、iPadの利用料金から永年毎月最大1,000円割引となるサービスです。

 

おうち割 光セットの適用条件

おうち割 光セットの適用には以下の条件を満たしている必要があります。

  • NURO光(戸建/マンションミニ)を利用中である事
  • ソフトバンクのiPhone、スマートフォン、ケータイ、iPad、タブレット、Wi-Fiルーターを対象料金サービスで利用中である事
  • NURO光の契約者名が個人名義である事
  • 登録する携帯電話がNURO光の契約者本人または契約者の家族名義である事
  • NURO光1契約につき、携帯電話回線最大10回線までの登録である事

 

おうち割 光セットが適用されるのは戸建・7階建て以下のマンションを対象としたNURO光のみとなります。

 

NURO光 for マンションやNURO光10Gは、NURO光でんわに加入は出来ますが、おうち割 光セットは適用されません。

 

おうち割 光セットの割引金額

 

おうち割 光セットの適用条件を満たすと、対象料金サービスに応じてSoftBankのiPhone、スマートフォン、携帯電話の毎月のデータ(パケット)定額サービス定額料から割引となります。

 

iPad、タブレットおよびモバイルWi-Fiルーターでスマ放題/スマ放題ライト以外に加入の場合は基本料金から割引されます。

 

対象料金サービス 割引金額
スマ放題/スマ放題ライト
データ定額 50GB/20GB/5GB 1,000円
データ定額(おてがるプラン専用) 500円
データ定額ミニ 2GB/1GB
データ定額(3Gケータイ)
上記以外の料金プラン
パケットし放題フラット for 4G LTE 1,000円
パケットし放題フラット for 4G
パケットし放題フラット for スマートフォン
パケットし放題MAX for スマートフォン
4G/LTEデータし放題フラット
4Gデータし放題フラット+
パケットし放題フラット for シンプルスマホ 500円
(iPad 専用)ベーシックデータ定額プラン for 4G LTE
(タブレット専用)ベーシックデータ定額プラン for 4G

 

NURO光1契約につき、携帯電話適用回線は最大10回線までで、登録する携帯電話の名義が本人または家族である事から、一緒に住む家族だけでなく、離れて住む家族も対象となります。

 

 

例えば、一緒に住む家族が、お父さん、お母さん、息子の3人暮らし、離れて住む家族が、おじいちゃん、おばあちゃんの2人暮らしの場合、合計で毎月4,000円割引、2年間で合計96,000円も割引になります。

 

NURO光でんわ

NURO光でんわは、月額基本料金も通話料金もNTT加入電話と比較して安いのが魅力のひとつとなっています。

 

NURO光でんわの月額基本料金と通話料金

条件的に一番近い、施設設置負担金(電話加入権)が不要のNTTの加入電話「加入電話・ライトプラン」と「NURO光でんわ」を比較してみましょう。

 

【基本料金】

NURO光でんわ 加入電話・ライトプラン
契約料 - 800円
回線工事費 3,000円 2,000円
月額基本料金 関東500円/東海・関西300円 1,950円

 

初期費用は、ほとんど変わりませんが、月額基本料金は、NURO光でんわが加入電話・ライトプランの約4分の1です。

 

固定電話の月額基本料金は毎月支払うものなので1年間で1,450円×12ヵ月=17,400円も差が出てしまいます。

 

【通話料金】

NURO光でんわ NTT加入電話
固定電話 7.99円/3分 8.5円~80円/3分
IP電話 7.99円/3分 10.5円~10.8円/3分
携帯電話

25円/1分(8-23時)
20円/1分(23-8時)

16円~17.5円/1分
PHS 10円/1分+1通話10円 10円~16.7円/1分+1通話10円

 

NURO光でんわの固定電話への通話料金は、全国一律7.99円/3分ですが、NTT加入電話の固定電話への通話料金は、市内通話8.5円/3分と大差ありませんが、100km以上離れた県外への通話料金は80円/3分もします。

 

NURO光でんわはソフトバンクグループへの通話料金無料

NURO光でんわは、通話料金が安いというだけでなく、ソフトバンクグループが提供している

  • NURO 光 でんわ
  • ケーブルライン
  • BBフォン光
  • BBフォン
  • BBフォン(M)
  • ひかりdeトークS
  • ホワイト光電話

との通話が無料になります。

 

BBフォンは400万世帯の利用者がいるので、無料通話の機会が広がります。

 

NURO光でんわは今までの電話番号が使える

NTT一般加入電話(加入電話、加入電話ライトプラン、INSネット®64、INSネット®64ライト)を利用中の方なら、番号ポータビリティで現在使っている電話番号がNURO光でんわで継続利用出来ます。

 

ただし、電話番号を継続利用出来ないエリアへの引越しを伴う番号ポータビリティの場合は、新しい電話番号が発番されます。

 

NURO光とSoftBank光はどちらがお得!?

SoftBankの携帯電話とのセット割引である「おうち割 光セット」は、ソフトバンクが提供しているSoftBank光でも適用されます。

 

SoftBank携帯電話を利用中の方は、NURO光とSoftBank光のどちらを契約した方がお得なのでしょうか。

 

NURO光 SoftBank光(戸建住宅) SoftBank光(集合住宅)
月額基本料金 4,743円 5,200円 3,800円
光でんわ

関東500円
東海・関西300円

500円 500円
基本工事費 40,000円 24,000円 24,000円
契約事務手数料 3,000円 3,000円 3,000円
契約期間 2年間 2年間 2年間
契約解除料 9,500円 9,500円 9,500円
提供エリア 関東・東海・関西 全国 全国
光回線の種類 ダークファイバー 光コラボレーション 光コラボレーション
最大速度 下り2Gbps/上り1Gbps 上り下り1Gbps 上り下り1Gbps
プロバイダ So-net Yahoo!BB Yahoo!BB

 

戸建住宅にお住いの場合、月額基本料金は、NURO光が4,743円、SoftBank光が5,200円と、NURO光の方がお得になっています。

 

集合住宅にお住まいの場合は、SoftBank光の方がお得ですが、NURO光 for マンションが導入されている場合は月額1,900円から2,500円と他社インターネット回線の追従を許さない圧倒的な安さとなっています。

 

基本工事費は、NURO光は40,000円と高額設定になっていますが、工事費相当分割引の適用で実質無料となります。

 

SoftBank光は転用手続きの場合は工事費無料です。

 

SoftBank光は光コラボレーションでNTT網の卸売サービスの為、提供エリアが全国なのに対して、NURO光の提供エリアは関東・関西・東海のみと、提供エリアの狭さが目立ってしまいます。

 

ただし、通信速度が下り最大2GbpsとSoftBank光の2倍なので回線混雑による速度低下の影響は受けにくくなっています。

 

NURO光のサービス提供エリアにお住まいの方は、SoftBank光よりもNURO光のほうがお得と言えます。

 

まとめ

NURO光は、ソフトバンクではなくソニーネットワークコミュニケーションズが提供しています。

 

NURO光でんわをソフトバンクと提携する事により提供しているので、NURO光でもSoftBank携帯電話とのセット割引である「おうち割 光セット」を適用する事が出来ます。

 

おうち割 光セットの適用には

  • NURO光(戸建/マンションミニ)の利用
  • ソフトバンクのスマートフォン、3Gケータイ、iPadの利用
  • NURO光でんわの利用

が条件になります。

 

NURO光1契約につき、SoftBank携帯電話回線最大10台まで毎月最大1,000円割引になるので、家族でSoftBank携帯電話を利用している方は、大変お得になっています。

 

  • 関東1都6県

東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県

 

  • 東海4県

愛知県、静岡県、岐阜県、三重県

 

  • 関西2府3県

大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県

 

NURO光のサービス提供エリアにお住まいの方で、SoftBank携帯電話を利用されている方は、NURO光がおすすめ度No.1のインターネット回線になります。