auひかりの解約方法と注意点

引越し先がauひかりの提供エリア外であったり、何らかの理由で現在利用されているauひかりが不要になったり、解約しなくてはならない事もあります。

 

auひかりの解約手続きは難しくはありませんが、解約するタイミングに注意しないと契約解除料や工事費残債が発生してしまいます。

 

2018年3月1日以降にauひかりホームに申し込まれた方は、撤去工事費28,800円がかかります。

 

また、auひかりの解約と同時にお使いのメールアドレスやひかり電話の番号は廃止となってしまいます。

 

ここでは、auひかりの解約方法や注意点、解約時に発生する費用、およびメールアドレスや電話番号を残す方法を分かりやすくご説明します。

 

auひかりの解約を検討されている方は是非とも最後まで目を通して参考にしてください。

auひかりの解約方法

auひかりを解約するには、KDDIお客さまセンターやauショップではなく、プロバイダへ連絡します。

 

NTT東日本・西日本のフレッツ光や他社インターネット回線を解約する場合は、プロバイダと回線事業者の両方へ解約手続きの連絡が必要ですが、auひかりの場合は、契約している提携プロバイダ1社に連絡するだけで解約手続きが完了します。

 

プロバイダ 問い合わせ電話番号 受付時間 解約手続き
@nifty

0120-32-2210
03-5860-7600

10:00~19:00(年中無休) 解約のご案内
@T COM 0120-805-633

10:00~20:00(平日)
10:00~18:00(土日祝)

解約の手続き
AsahiNet

0120-577-108
03-6631-0856

10:00~17:00(平日) 解約・退会申請
au one net

0077-777
0120-22-0077

9:00~20:00(年中無休) インターネットの解約
BIGLOBE

0120-86-0962
03-6385-0962

9:00~18:00(年中無休) 退会・解約手続き
DTI

0120-830-501
03-5749-8091

10:00~17:00(平日) 退会・解約手続き
So-net 0120-80-7761 9:00~18:00(年中無休) 退会の手続き

 

auひかりの解約は、電話またはWebにて手続きが行えます。

 

解約手続きには、各プロバイダから発行されたユーザーIDとパスワードが必要になります。

 

ユーザーIDとパスワードは、auひかりの契約をした際に、プロバイダから郵送されてきた書類に記載されています。

 

プロバイダの解約と同時にauひかりも解約となり、インターネットに接続出来なくなります。

 

他社インターネット回線への乗り換えの場合は、インターネットが使えない期間を空けない為にも、auひかりの解約日と新しく契約するインターネット回線の開通日を合わせるようにしましょう。

メールアドレスを残す方法

プロバイダの解約と同時にauひかりも解約となるだけでなく、プロバイダから提供されているメールアドレスも使えなくなります。

 

様々なサービスや仕事の連絡先にプロバイダから提供されていたメールアドレスを登録している場合は、メールアドレスの変更手続きや連絡をするだけでも一苦労です。

 

auひかりの提携プロバイダでは、auひかりを解約した後でも引き続き同じメールアドレスを使いたい方の為に、月額200円から300円でメールアドレスを残せるプランが用意されています。

 

プロバイダ コース名 月額利用料金 コース変更手続き
@nifty @nifty基本料金 250円 @nifty基本料金に変更
@T COM メールコース 300円 メールコースに変更
AsahiNet メール・ブログコース 300円 コース変更
au one net ミニミニコース 250円 ミニミニコース申し込み
BIGLOBE ベーシックコース 200円 ベーシックコースに変更
DTI Ubicプラン 200円 Ubicプランに変更
So-net モバイルコース 200円 メールアドレス継続利用

 

解約手続きではなく、プロバイダのコース変更手続きをする事により、メールアドレスを低価格で継続利用出来るプランに変更となり、auひかりのインターネット回線は解約となります。

電話番号を残す方法

auひかりの解約手続きを行うと、auひかり電話サービスも同時に解約となります。

 

auひかり電話サービスで発番された電話番号の場合は

  • 解約で電話番号が廃止

になるので、継続利用する事が出来ません。

 

NTT一般加入電話で発番された電話番号の場合は

  • 同一住所での利用
  • 同一番号で移行可能なエリア内での移転

に限り、同一番号を継続利用する事が出来ます。

 

NTT一般加入電話とは、NTT固定電話の料金プランである、加入電話、加入電話・ライトプラン、INSネット®64、INSネット®64・ライトの総称です。

 

auひかり電話サービスで利用中の電話番号を継続利用する場合には、解約手続きの際に電話番号を継続利用する旨をプロバイダに伝え、乗り換え先のインターネット回線事業者に番号ポータビリティを申請します。

 

レンタル機器の返却

解約手続きから10日前後でKDDIから「レンタル機器の返却のお願い」が設置場所住所宛に送られてきます。

 

同封の「着払いゆうパック伝票」に、返却する機器名称と製造番号またはシリアル番号が記載されています。

 

伝票と本紙中面を参照して、開通時の梱包箱または手持ちの箱や袋に梱包のうえ返却します。

 

返却する機器は利用しているプランやオプションにより異なります。

 

利用しているプラン 返却する機器
ホーム ずっとギガ得プラン/ギガ得プラン/標準プラン
  • ONU(回線終端装置)
  • ホームゲートウェイ
  • 無線LAN機器※
  • セットトップボックス※
マンション ギガ/ミニ ギガ
  • ONU(回線終端装置)
  • ホームゲートウェイ
  • 無線LAN機器※
  • セットトップボックス※
マンション タイプV/都市機構デラックス
  • ホームゲートウェイ+VDSLモデム
  •  または

  • VDSLモデム内蔵ホームゲートウェイ
  • 無線LAN機器※
  • セットトップボックス※
マンション タイプE
  • ホームゲートウェイ
  • 無線LAN機器※
  • セットトップボックス※
マンション タイプF
  • ONU(回線終端装置)
  • ホームゲートウェイ
  • 無線LAN機器※
  • セットトップボックス※

 

※無線LAN機器とセットトップボックスは、レンタルサービスを利用している場合のみになります。

 

同封の「着払いゆうパック伝票」と梱包した機器を、郵便局または提携コンビニ(ローソン、ミニストップ、セイコーマート、ローソンストア100)にて発送します。

 

最寄りに郵便局や提携コンビニがない場合は、Webまたは電話にて集荷サービスが無料で申し込み出来ます。

 

Webで集荷申し込み 電話で集荷申し込み
Web集荷サービス 集荷専用電話番号:0800-0800-111

 

  • 返却先住所

〒436-8501
静岡県掛川市下俣800
NECプラットフォームズ株式会社
SL製造部配送グループ
「KDDI回収センター」宛
電話番号:0537-22-1144

 

一定期間レンタル機器の返却が確認出来ない場合は、利用期間に応じて違約金が発生してしまいますのでご注意ください。

 

機器の種類 利用期間 違約金金額
ホームゲートウェイ ~13ヵ月未満 8,000円
13ヵ月~25ヵ月未満 4,000円
25ヵ月~37ヵ月未満 2,000円
37ヵ月以上 1,000円
VDSLモデム内蔵ホームゲートウェイ ~13ヵ月未満 18,200円
13ヵ月~25ヵ月未満 12,000円
25ヵ月~37ヵ月未満 5,700円
37ヵ月以上 2,000円

ONU(回線終端装置)
マンション タイプF

~13ヵ月未満 14,000円
13ヵ月~25ヵ月未満 11,900円
25ヵ月~37ヵ月未満 9,700円
37ヵ月以上 7,500円

ONU(回線終端装置)
ホーム/マンション ギガ/マンションミニ ギガ

- 4,790円

ONU(回線終端装置)
ホーム「高速サービス」用

- 15,440円

 

「レンタル機器の返却のお願い」に同封の返却伝票が届かない、または到着前に引越しする場合は、郵便物の転送届をするか、返却先住所まで着払い伝票にて返却する機器を送ってください。

 

auひかりの解約時に発生する費用

auひかりを解約する際には、月額利用料以外にも費用が発生する場合があります。

 

予想外の高額請求に困惑しないように、あらかじめどのような費用が発生する可能性があるのかしっかり把握しておきましょう。

 

契約解除料

auひかりは、一戸建てにお住まいの方向けに契約期間が3年間のずっとギガ得プラン、契約期間が2年間のギガ得プラン、契約期間がない標準プランがあります。

 

マンションやアパートなどにお住まいの方向けには契約期間が2年間のお得プランA、契約期間がない標準プランがあります。

 

標準プランは、一部プロバイダは6ヵ月の最低利用期間が設けられていますが、契約期間がない為、最低利用期間以降はいつ解約しても契約解除料は発生しません。

 

契約期間が2年間または3年間の料金プランは、更新期間以外に解約した場合、契約解除料が発生します。

 

料金プラン 契約期間 契約解除料
auひかり ホーム ずっとギガ得プラン 3年間 15,000円
ギガ得プラン 2年間 9,500円
auひかり マンション お得プランA 2年間 7,000円

 

  • 3年間の継続契約の場合

auひかり ホームずっとギガ得プランは、利用開始月を1ヵ月目とした36ヵ月間を契約期間とし、解約の申し出がない場合は、更に3年間の自動更新となります。

 

 

契約期間満了月の翌月および翌々月を更新期間とし、更新期間以外に解約した場合、15,000円の契約解除料が発生します。

 

プロバイダがBIGLOBEの場合、更新期間は契約期間満了月の翌月のみとなります。

 

  • 2年間の継続契約の場合

auひかり ホーム ギガ得プラン、auひかり マンション お得プランAは、利用開始月を1ヵ月目とした24ヵ月間を契約期間とし、解約の申し出がない場合は、更に2年間の自動更新となります。

 

 

契約期間満了月の翌月および翌々月を更新期間とし、更新期間以外に解約した場合、auひかり ホーム ギガ得プランは9,500円、auひかり マンション お得プランAは7,000円の契約解除料が発生します。

 

プロバイダがBIGLOBEの場合、更新期間は契約期間満了月の翌月のみとなります。

 

工事費残債

auひかりは、初期費用(工事費含む)を一括払いまたは分割払いにて支払います。

 

auひかり ホーム auひかり マンション
初期費用(工事費含む) 37,500円 30,000円
分割払い

625円×60回(2018年3月1日以降)
1,250円×30回(2018年2月28日以前)

1,250円×24回

 

初期費用(工事費含む)を分割払い期間中、つまりauひかり ホームは契約から30ヵ月以内(2018年3月1日以降に契約の場合は60ヵ月以内)、auひかり マンションは契約から24ヵ月以内に解約する場合には、残債を一括で精算しなくてはいけません。

 

KDDI公式キャンペーンである「初期費用相当額割引」の適用で初期費用が実質無料になっている方も多いかと思いますが、当該キャンペーンは初期費用の分割払い相当額を毎月の利用料金から割引している為、分割払い期間中であれば同様に残債を一括で精算しなくてはいけないのでご注意ください。

 

撤去工事費

auひかり ホームを2018年2月28日以前に契約の場合、解約後も光ファイバーケーブルおよび光コンセントが残ります。

 

撤去を希望する場合は、撤去工事費10,000円がかかります。

 

auひかり ホームを2018年3月1日以降に契約の場合、解約時にKDDIが光ファイバーケーブルおよび光コンセントの撤去工事を行う為、撤去工事費28,800円がかかります。

 

auひかり マンションは、解約後も解約後も光ファイバーケーブルおよび光コンセントが残りますが、撤去工事費は発生しません。

請求明細書(退会証明)の発行

他社のインターネット回線に乗り換える際に、解約違約金などの還元サービスを受ける為に、請求明細書や退会証明が必要になる場合があります。

 

auひかりを解約後でも、Wow!IDで「My au」にログインする事で、請求額や料金明細を確認出来ます。

 

「My au」へのログイン方法

  1. My au』へアクセスします。
  2. 「auのサービスをご解約されたお客さま」をクリックし、閉じている部分を開きます。
  3. 「auIDからWow!IDへ移行する」をクリックし、案内に沿って手続きしてください。

 

 

支払証明書の発行

クレジットカード決済や窓口支払いの場合、領収書の代わりとなる支払証明書を発行しています。

 

支払証明書の発行には400円かかります。

 

KDDIお客さまセンター
0077-777
0120-22-0077
受付時間
9:00~20:00(年中無休)

 

支払証明書は1回の申し込みで1年分の証明が可能です。

まとめ

auひかりの解約方法と注意点についてご説明させて頂きましたがいかがでしたでしょうか。

 

auひかりの解約は、プロバイダの公式サイトや電話にて簡単に行えます。

 

解約するタイミングによっては契約解除料や初期費用(工事費含む)残債などの費用が発生します。

 

契約解除料も初期費用残債も発生させない為には、auひかり ホームは利用開始から37ヵ月目、auひかり マンションは利用開始から25ヵ月目に解約が最短になります。

 

auひかりを解約する際には、マイページから契約情報の詳細を確認しタイミングを調整すると、解約時の費用を最低限に抑える事が出来ます。