NURO光10G
インターネット回線を選ぶ際に、通信速度に注目する方も多いのではないでしょうか?
NTT系(フレッツ光・光コラボレーション)、auひかり、地域限定電力系などの光回線の通信速度は最大1Gbpsが一般的です。
それに対して、ソニーネットワークコミュニケーションズが提供しているNURO光は、一般的な通信速度の2倍である下り最大2Gbpsの高速回線で人気を集めています。
しかし、NURO光の実力はこれだけではありません。
『世界最速インターネットNURO』の名に相応しく、下り最大10Gの「NURO光10G」を提供しています。
ところが、NURO光10Gには、注意事項が盛り沢山。
サービス内容やご自宅のインターネット環境を把握したうえで申し込みしないと、NURO光10Gのポテンシャルを生かせず無駄に多くの月額基本料金を支払う事になってしまいます。
ここでは、世界最速10Gbpsサービス「NURO光10G」について、分かりやすくご説明していきます。
NURO光10Gの料金
NURO光10Gの基本料金プランは、契約期間に制約のないプランと、契約期間2年のプランがあります。
一般的なNURO光の料金と比較してみましょう。
プラン |
NURO光10G |
NURO光 |
||
---|---|---|---|---|
2年間の継続契約 |
継続契約なし |
NURO光G2V |
NURO光G2 |
|
月額基本料金 |
6,480円 |
6,480円 |
4,743円 |
7,124円 |
契約事務手数料 |
3,000円 |
|||
基本工事費 |
40,000円(30ヵ月の分割で請求) |
|||
工事費相当分割引 |
1,334円割引×30ヵ月 |
なし |
1,334円割引×30ヵ月 |
なし |
契約期間 |
2年 |
なし |
2年 |
なし |
契約解除料 |
9,500円 |
なし |
9,500円 |
なし |
NURO光10Gの月額基本料金は、2年間の継続契約でも、継続契約なしでも変わらず6,480円となっています。
2年間の継続契約にすると更新月以外は9,500円の契約解除料がかかりますが、工事費相当分割引により基本工事費40,000円が実質無料になります。
同じ契約条件である「NURO光G2V」と比較すると2Gbpsから10Gbpsへ通信速度が向上する代わりに月額基本料金が1,737円高くなるわけです。
ただし、NURO光10Gでは、「1年間3,980円キャンペーン」が実施中です。
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開通月 |
開通2ヵ月目~12ヵ月目 |
開通13ヵ月目~31ヵ月目 |
---|---|---|---|
月額基本料金 |
6,480円 |
6,480円 |
6,480円 |
基本工事費割賦 |
- |
1,334円 |
1,334円 |
工事費相当分割引 |
- |
-1,334円 |
-1,334円 |
キャンペーン割引 |
-6,480円 |
-2,500円 |
- |
割引後の金額 |
0円 |
3,980円 |
6,480円 |
2年間の継続契約を申し込むと、開通月の月額基本料金は無料、開通翌月から開通12ヵ月目まで月額基本料金から2,500円割引になります。
「NURO光G2V」では、常時キャッシュバックやPS4プレゼントなどが行われているので、キャンペーンのお得感に大差はありません。
NURO光10Gのサービス詳細
NURO光10Gの月額基本料金には
- インターネット料金
- プロバイダ料金
- 高速無線LAN(ONU)
- セキュリティサービス
が含まれています。
「NURO光G2V」との違いを含めて、サービス詳細をひとつずつ確認してみましょう。
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NURO光10G |
NURO光 |
---|---|---|
対象住居 |
戸建住宅、5階建て以下のマンション |
戸建住宅、7階建て以下のマンション |
提供エリア |
東京都・神奈川県・静岡県・大阪府・兵庫県・奈良県の一部エリア |
関東1都6県・東海4県・関西2府3県 |
最大速度 |
下り10Gbps/上り2.5Gbps |
下り2Gbps/上り1Gbps |
無線LAN |
802.11a/b/g/n/ac |
802.11a/b/g/n 802.11a/b/g/n/ac |
無線最大速度 |
1.3Gbps |
450Mbps 1.3Gbps |
LANポート |
10GBASE-T ×1 1000BASE-T ×3 |
10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T ×3 |
有線最大速度 |
10Gbps |
1Gbps |
セキュリティサービス |
標準装備(無料) |
標準装備(無料) |
NURO 光 でんわ |
関東 月額500円 東海・関西 月額300円 |
関東 月額500円 東海・関西 月額300円 |
メール |
なし |
あり |
対象住居
NURO光10Gは、戸建住宅、5階建て以下の集合住宅にお住まいの方のみ申し込み出来ます。
サービス提供開始当初は戸建住宅のみ対象でしたが、2016年10月1日のリニューアルより対象住居が拡大されました。
NURO光G2Vは、戸建住宅、7階建て以下の集合住宅にお住まいの方が申し込み出来ます。
NURO光10Gは、マンションにお住まいの方にはハードルが高いのが現状です。
提供エリア
NURO光10Gが提供されているのは
- 東京都
- 神奈川県
- 静岡県
- 大阪府
- 兵庫県
- 奈良県
港区、渋谷区、新宿区、世田谷区、千代田区、中野区、板橋区、品川区、文京区、豊島区、北区、目黒区、練馬区
綾瀬市、厚木市、大和市、藤沢市、平塚市
島田市、藤枝市、焼津市
羽曳野市、枚方市、藤井寺市、八尾市
明石市、神戸市西区、姫路市
生駒市、香芝市、橿原市、葛城市、北葛城郡上牧町、桜井市、奈良市
の一部エリアになります。
2015年6月1日のリリース当初は東京都と神奈川県だけでしたが、2018年1月下旬にエリア拡大されました。
NURO光G2Vのサービス提供エリアが狭いと言われていますが、NURO光10Gは、それ以上です。
提供エリアの詳細は、NURO光公式ページ内『NURO光10Gお申し込み・エリア確認』からご確認ください。
最大速度
NURO光10Gは、世界最速となる下り10Gbps/上り2.5Gbpsを誇ります。
NTT系(フレッツ光・光コラボレーション)、auひかり、地域限定電力系などの通信速度が最大1Gbpsなのに対して、NURO光G2Vが2Gbps、NURO光10Gが10Gbpsも出せるのは、通信規格の違いにあります。
NTT系を含む一般的な光回線は、設備投資や機器のコスト削減の観点から、GE-PON(Gigabit Ethernet-Passive Optical Network)という技術を採用していますが、規格上「最大1.25Gbps」が通信速度の限界です。
一方で、ソニーネットワークコミュニケーションズが提供する「NURO光」では、国際標準規格であるG-PON(Gigabit Passive Optical Network)を採用することにより、規格上「上り最大1.244Gbps/下り最大2.488Gbps」という通信速度を可能にしました。
NURO光10Gでは、次世代ネットワーク規格であるXG-PON(10-Gigabit-capable passive optical network)を採用する事により下り最大10Gbpsを実現させました。
ONU
NURO光10Gで提供されているONUはホームゲートウェイタイプと呼ばれるオールインワンです。
ONU・ルーター・無線LANの機能を兼ね備えています。
無線LAN規格「IEEE802.11ac」に対応しており無線LAN接続の際の最大速度は1.3Gbpsになります。
LANケーブルの差込口であるLANポートの1つは「10GBASE-T」であり、有線接続の際の最大速度は10Gbpsになります。
ただし、10Gbpsの通信速度を出す為には、パソコンなどの端末側のLANポートも「10GBASE-T」である必要があります。
既製品のパソコンで「10GBASE-T」に対応している機種は少なく、「1000BASE-T」が主流となっており、10Gbpsの通信環境を整えるには、別途、部品の購入が必要になります。
セキュリティサービス
世界が認める総合ウイルス対策ソフト「カスペルスキーセキュリティ」が無料で付いてきます。
Windows、Mac、Androidの3つのOSに対応し、自由な組み合わせで最大5台までインストール出来ます。
ウイルス対策、脆弱性攻撃ブロックなどで機器を守り、ファイアーウォール、ネット決済保護、サイトの安全性診断でネット接続を守り、セキュリティーキーボード、保護者による管理などで個人情報、家族を守ります。
So-net会員サービス
NURO光10Gでは、So-netメールアドレス、ソネットポイントを含む、So-net会員サービスは提供されません。
オプションサービスは、「NURO 光 でんわ」のみ利用出来ます。
しかし、ソフトバンク携帯電話が永年毎月最大1,000円割引になる「おうち割 光セット」は適応されません。
NURO光G2Vは、So-net会員サービスの提供は勿論の事、全てのオプションサービスが利用出来ます。